28歳既婚男性会社員の肉便器との記憶

機種変更をしようと思い、携帯ショップへ行ったときのこと。窓口で対応してくれたのは、昔おれが肉便器としてむちゃくちゃやっていた女だった。当時は確かにおれもひどかった。相当にむちゃくちゃしてたけど、全然悪いだなんて思っていなかったし、肉便器のことだって遊びの一環のつもりだった。けれども、思い出したくない過去ではある。その女が今目の前にいる。何の因果なのだろうか。マジで勘弁して欲しい。まあ、きっと相手もそう思っているだろう。彼女もどうやらおれに気がついたようだ。 「どうぞ」 と着席を促して以来、気まずい沈黙が続いた。この沈黙は10分にも20分にも感じた。沈黙を破ったのは肉便器のほうだった。 「本日の御用はなんでしょうか?」 「え、あっ、機種変をしたくて」 「かしこまりました。何かお決まりの機種はございますか?」 えらく事務的な対応だ。まあ、一応勤務中だしな。一通り、機種変更の話は終わり、彼女は 「他に何かございますか?」 と言った。後から考えたら、事務的な意味合いでの「何か不明な点はありますか?」のつもりだったのだろう。久々に彼女に会って気が動転していたおれは、てっきり肉便器のことだと勘違いし、 「昔のことは悪かったな。おれも気にはしていたんだ」 と言ってしまった。それに対し、急に顔を赤らめた彼女はこう答えた。 「昔のことは昔のこと。もう忘れてますから」 ぴしゃりと言われた。もう関わらないで欲しい。そう言われたかのようだった。そりゃそうだ。次からは携帯は別な店に行くことにしよう。

ヤリマン痴女との記憶